アカデミックコレクション

中国茶セット

古代から中国では自然界の森羅万象は「陰と陽」の2つの要素で成り立っていると考えられてきました。人の身体においても体内の陽気と陰気のバランスが崩れると体調を崩すとされ、陽気が勝っているときは身体を冷やし、陰気が勝っていれば身体を温めることで、バランスを整えるという考え方です。
漢方をはじめ、口にするものも全てこの陰陽の考え方に基づきます。苦味や渋みを特徴とするお茶は「陰」の食品グループに入り、唐の時代には薬の代わりに飲用されていました。心身を落ち着かせる、つまりリラックス効果については日本人と近い認識ですが、中国人はより哲学的にお茶を飲むと言っても良いでしょう。

清の時代、若かりし頃にその美貌で妃の座を勝ち取った西太后は、若さと美しさを保つことに関しては並々ならぬ努力を続けていたと言われています。その西太后が朝と夜、美容のために愛飲していたと言われるお茶が以下の2種です。

監修:観光学部教授 杜 国慶

朝のお茶―ロンジン茶

浙江省杭州にある西湖周辺を産地とする龍井茶は中国緑茶を代表する古くからの銘茶です。献上茶としての歴史も長く、清の康煕帝時代(1662~1723年)、または乾隆帝時代(1736~96年)からと伝えられています。
龍井茶は中国の清明節(毎年4月5日)の前後、3月下旬から4月下旬の間に摘まれる新鮮な茶葉の新芽のみを用い、釜に押しつけるように炒り乾燥させて龍井茶独特の扁平な形に仕上げます。茶葉はまるで碧玉のような緑色を帯び、やわらかい甘味と豆のような香り、爽やかな口当たりが特徴です。カフェインが強いので、飲用後にスッキリ感じられる方も多いでしょう。西太后は目覚ましのお茶として飲んでいたと言われています。

夜のお茶―プーアール茶

雲南省普洱山周辺が原産の、特殊な製法で微生物発行させたお茶です。長く熟成させたものは「陳年茶」と呼ばれ、熟成が進むほど価値が高くなります。黒茶に分類され、色は濃いですが渋みは少なく、まろやかで深みのある味わいと独特の香りが楽しめます。
ポリフェノールやカテキンといった成分が含まれ、昨今では減肥効果と悪玉コレステロールを下げる効果に注目が集まっています。油っぽい料理と大変相性がよく、飲茶文化には欠かすことのできないお茶として、中国南部の広東や香港などでよく飲まれています。
カフェインレスで睡眠を阻害せず、胃腸を癒してくれるため、西太后は夜のお茶として飲んでいたと言われています。


商品について

  • 内容量:ロンジン茶・プーアール茶 各40g
  • 販売価格:2200円(税込み)
  • 保存方法:高温多湿を避けて保存してください。
  • 本商品は原産・輸出国(中国)での厳重農薬検査のほか、輸入時にも国内検査機関において残農薬検査を行っております。

ご購入は池袋セントポールプラザ1階、または立教オンラインショップにて。


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